ランドセル 選び方のポイント 項目別
1.「カラー&デザイン」
2014-15年あんふぁんで行われた幼稚園年長&保育園5歳児クラスの保護者への調査結果
- 男の子
- [1位] 黒 約71.8% [2位] 紺 5.6.% [2位]青 4.2% [4位] 茶 4.0% [5位] 緑 4.0%
- 女の子
- [1位] ピンク 約25.5% [2位] 赤 18.4% [3位] 茶 18.4% [4位] 水色 12.8% [5位] 紫 7.7% [6位] ラベンダー 7.1% [6位] 黒 1.5% [7位] 紺 1.0%
2014年ベネッセで行われた小学1年生の保護者への調査結果
- 男の子
- [1位] 黒 約66.7% [2位] 紺 12.5% [3位]赤 4.2% [4位] 緑 4.2% [5位] 青 4.2% [6位]茶 2.8%
- 女の子
- [1位] ピンク 約37.5% [2位] 赤 27.5% [3位] 茶 13.8% [4位] 水色 12.5% [5位] 黒 3.8% [6位タイ] 緑青紺 1.3%
2012年ベネッセで行われた小学1年生の保護者への調査結果
- 男の子
- [1位] 黒 約63.3% [2位] 紺 18.1% [3位] 青 7.0% [4位] 茶 4.7% [5位] 緑 2.3% [6位] 赤 1.9%
- 女の子
- [1位] ピンク 約42.6% [2位] 赤 29.1% [3位] 水色 11.5% [4位] 茶 9.0% [5位] 黒 2.9% [6位] オレンジ 1.2%
最近はカラーも豊富でメタリック系、シャーベット系、2色コンビなど 色を選ぶだけでも悩んでしまいます。
女の子でも黒やダークな色に縁取りをピンクにしたり、刺繍がきれいだったり
男の子はウェスタン調、メタリックに原色のラインが入ったりデザインもかなり豊富になっています。
男の子は黒紺で約8割以上。女の子もピンク赤の人気は変わりませんが、3位以下のカラーがここ2年で増え入れ替わっているのがわかります。
アンケートでも7割以上が子供自身が決めていると結果がでています。まずは使う本人に聞いてみましょう。
2.「機能」
肩への負担を軽減&荷重分散させて、軽く感じさせたり、痛みを感じないようにする機能で背負いやすくなるように工夫されています。
- 「背カン」………肩ベルト付け根の接続部分
- 背カンを工夫することによって荷重を分散
- (代表例)
- ●株式会社セイバン(以下セイバン)
- 「天使のはね」 → 肩ベルトが起き上がり背中への圧力が分散させる機能
- ●(株)ハシモト(以下ハシモト)
- 「フィットちゃん」 → ベルトを立ち上げさせることでぴったりさせて、肩への負担を減らす機能
- 「肩ベルト」形編
- 身体に合わせて立体的に裁断されたのものや、衝撃を吸収やズレ防止するパットで肩への負担を軽く
- (代表例)
- ●セイバン : 負担軽減を計算された「3D肩ベルト」
- ●株式会社池田地球(以下池田地球) : NASAで開発で衝撃吸収素材「テンパーフォーム」を内臓
- 「肩ベルト」補強、調節編
- ベルト穴の補強、金具の工夫、調節しやすさ
- (代表例)
- ●セイバン : 金具やベルトにひねりを加えわき腹を痛めない「ぴたっこ」「ひねピタ」
- ●ハネッセル : ラチェットバックルは背負ったまま45段階調整可能
- 「背あて」
- 凹凸をつけて背負いやすくする ※ムレ防止はランドセル素材(生地)についてで紹介しています
- (代表例)
- ●セイバン : 計算された背中クッションをいれ姿勢を一番軽く感じる垂直する「せみね」
- ●ハネッセル : 人間工学に基いた立体裁断&衝撃吸収材で荷重分散
優れた機能でも体格などで感じ方も変わってきます。やはり背負ってみるのが一番です。
3.「重量」
購入時に何を重視するかというアンケートでお母さんは1位は「軽さ」でした。
やはり軽量化を図りすぎると強度に不安があり、そこの見極めが必要になります。
まず、素材。人工皮革は天然皮革よりも軽いものが多く、7割はクラリーノなどの人口皮革を購入しています。
軽さ順だと一般的に
- 1.スタンダード人工皮革 → 2.耐傷人工皮革 → 3.牛革 → 4.コードバン
となっています。
技術の進歩で天然皮革も軽量化していますので、重さもそれほど変わらなくなっています。
ランドセルは「軽さ」ではなく「軽く感じるか」。
重量が軽いものは強度が落ちる場合がありますので補強がどれほどなのかしっかり確認しましょう!
※補強については『7・「丈夫さ」「構造」』で紹介します。
4.「価格」
■2013年のアンケートでは、ランドセルの購入金額は、「2万円以上~3万円未満」21.1%「3万円~4万円未満」39.7% 「4万円~5万円未満」15.5% 「5万円以上」13.4% となっていました。
■2014-2015年のアンケートでは「2万円以上~3万円未満」8.1%「3万円~4万円未満」16.8%「4万円~5万円未満」30.8% 「5万円以上」38.2%
ここ数年でランドセル平均購入価格が1万円近くアップしました。
ランドセルの価格が上がっているのが要因の1つですが、高級ランドセルの販売数が増えていてる為だと思われます。
6年生までランドセルを使う学校は、2007年では約7割 → 2012年では約9割になっています。
地域によっては、学年があがると手提げカバンやリュックになる場合もありますし、
丈夫さ、使いやすさ、使用期間や保障などを考えると、高額なものも実は経済的になる場合もあります。
購入前に通う小学校の高学年のカバンをチェックし、使用する年数で購入金額を考えてもいいかもしれません。
5.「サイズ」「大きさ」
まずは教科書など教材のサイズの実寸は
- 1.A4用紙 縦 297mm × 横 210mm
- 2.A4クリアファイル 縦 310mm × 横 220mm
- 3.A4フラットファイル 縦 307mm × 横 231mm
ランドセルにおいての「A4サイズ」には現在3種類あります。
- 1.A4教材対応 縦 約297mm × 横 約210mm
- A4用紙がちょうど入るサイズ。2009年あたりまではこのサイズが一般的でした。 特価やセール品になったりとお買い得なものがあります。
- 2.A4クリアファイル対応 縦 約310mm × 横 約222mm
- A4クリアファイルはカブセが少しあたりますが問題なく使えるサイズ。 現在、主流のランドセルのサイズになります。
- 3.A4フラットファイル対応 縦 310mm × 横 約235mm
- 体操着、水筒などをランドセルにいれたいお母さんが多く増加傾向にあります。 低学年ではフラットファイルを使わなくても、高学年で使うといったケースもあるそうです。 ここ数年でこのサイズがぐんと増えました。
A4ファイルが入る横幅も大切ですが、奥行(マチ)もしっかり見ましょう!
ランドセルはメーカーによって、105~135mmと約3cmの幅があります。
夏期に水筒を持参する学校の場合、
水筒が入らないとハーモニカや絵具セットなどと一緒に持ち歩かなければならなくなりますので、
ランドセル全体のサイズは縦横奥行すべてチェックすることをオススメします。
最近はこのヘリのないキューブ型が多くみられます。 キューブ型の特徴は、ランドセルの外寸(外側の大きさ)が学習院型と変わらなくても 内寸幅を大きく作れる構造です。
大きすぎてランドセル置き場に入らないなどの問題がある学校もありますので、 こちらも一度学校に問い合わせてもいいかもしれません。
6.「素材」
まず一番はじめに浮かぶのが人工皮革の「クラリーノ」、株式会社クラレで作られている素材で占有率は約6.5割。
中でも「クラリーノF」は一般的で、強度も価格も安定した素材です。
人工皮革では耐傷素材「クラリーノタフロック」「クラリーノスプレモ」「エクセーヌクラッセ」がやんちゃさんにオススメです。
天然素材では「牛革」30年前はこの素材が一般的でした。
手入れの負担や人工皮革の強度アップから押され気味ですが今も約2割購入されています。
手入れも手間がかかり、高価ですが、年月を重ねる度に風合いが出てなじんでいくのは天然皮革ならではです。
コードバンは強度もあり、きめの細かさやツヤなど最高級。
※素材をもっと詳しく調べる →「ランドセル素材について」へ
暑い夏、長い道のりを歩くには背中の快適素材!背あて素材も進化しています。
- (代表例)
- ●「アウトラスト」 : 暑い寒いを丁度いいに調整(地球NASAランドセルで使用)
- ●「エアーフレッシュ」 : 通気性がバツグン!(フィットちゃんランドセルで使用)
- ●「ロベニカ」 : 通気性があり強度(イオンランドセルで使用)
肌に優しいのは「牛革」とされています。通気性はありませんが天然素材なので安心です。
※敏感肌やアレルギー体質で心配の場合は皮膚科やアレルギー科など専門医に相談を!
7.「丈夫さ」「構造」
丈夫さはまず「素材」で強化。あとは構造になります。
大マチ部分の強化、フレーム一体構造など…強化にあたり二重にすると生地の重さが増えてしまいます。
- (代表例)
- ●武田産業「しっかりくん」
- 大マチ部3面補強でゆがみ補正効果&適度なスプリング構造で型くずれ防止
- ●フィットちゃん「トリプルガード」
- 三方一体補強プレートを表皮内側に取り付け補強
- ●池田屋かばん
- ハイパールフレーム構造にさらに3種類の樹脂板をプラス、さらに(金属芯)を入れて補強
肩ベルトを支える背カンはとても負荷がかかる部分となっていますので、 プラスチックではなくしっかりとした金属でできているものをオススメします。
PICKUP!
近くでランドセルが販売されていなかったり、展示会会場は主要都市ばかりで遠くて行けない場合が多く 苦労されている方も多いと思います。まずはカタログを取り寄せましょう!WEBカタログを公開しているメーカーもあります。
大きすぎって型崩れしやすい?重いのは大変?など考えてしまいますが、
「大きくても構造がしっかりしている」「重くても重荷分散で軽く感じる」など機能が充実していればそれほど問題ありません。
お子さまが6年間快適に使えるに選び方の注意点をまとめました。
ネットでも色や形、性能はわかりますが、やはり実際に手に取って背負ってみて選ぶのが一番だと思います。 デパートなどの定員さんよりも詳しく説明があり、ご自身もランドセルの知識が増え、よりよいランドセル選びができるようになりますので 是非、足を運んでみましょう!
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